ハンドルネーム一つで、ブログの成功が大きく左右されます。適切な名前を選ぶことで、読者に覚えてもらいやすくなり、指名検索によるアクセスも増加するのです。
この記事では、ブログで成功するハンドルネームの決め方を具体的にお伝えします。
- ブログハンドルネームの重要性
- 良いブログハンドルネームの条件
- ブログハンドルネームの決め方
- ハンドルネーム作成時の注意点
- 本名とハンドルネーム、どっちがいい？
ブログにおけるハンドルネームの重要性
ブログのハンドルネームは、読者との信頼関係を築く上で重要です。適切なハンドルネームを選ぶことで、読者に覚えてもらいやすくなり、指名検索によるアクセス増加も期待できます。
その他にもハンドルネームがもたらす効果がいくつもあるため、紹介します。
ブランディング効果
ブログのハンドルネームは、自分のブランドを確立する上で重要な役割を果たします。良いハンドルネームであるほど、ブランディング効果が高いです。
読者はハンドルネームを見ただけで、ブログ運営者がどのような人物なのかを無意識に判断します。たとえば、ハンドルネームが「FP1級〇〇」なら信頼性、「二児のママ〇〇」なら親しみやすさが出るはずです。
また、覚えやすいハンドルネームにすることで、読者があなたのブログを他の人に紹介しやすくなります。口コミによる拡散効果も期待できるわけです。
SEO効果
良いハンドルネームは、ブログのSEO効果にも直結します。ハンドルネームで検索する「指名検索」が増えることで、Googleからの評価が高まるのです。
指名検索が多いブログは、Googleに「権威性のあるサイト」として認識されます。その結果、新しい記事を投稿した際にインデックスされやすく、検索順位も上がりやすくなるのです。
実際に、有名ブロガーの多くは覚えやすいハンドルネームにしており、指名検索も多くされています。「マナブ」「ヒトデ」などの短くて覚えやすいハンドルネームが代表例です。
良いブログハンドルネームの条件
良いブログハンドルネームには、いくつかの共通する条件があります。これから紹介する条件を満たすことで、読者に愛されるブログ運営者になれるはずです。
覚えやすい
ブログハンドルネームで最も重要な条件は「覚えやすさ」です。どれだけ素晴らしい記事を書いても、ハンドルネームを覚えてもらえなければ、長期的なファンはつきません。
覚えやすいハンドルネームを作るには、文字数を3〜8文字に抑えることがおすすめです。長すぎるハンドルネームだと、記憶に残りづらくなってしまいます。
呼びやすい
声に出して呼びやすいハンドルネームであることも重要です。将来的に、ブログだけでなくオフラインで会うことになった際、恥ずかしくないハンドルネームにしておきましょう。
具体的な作り方としては、本名を短くしたり、好きなものの名前をもじったり、造語を作ったりなど、方法は色々あります。
ひらがなやカタカナを使用することでも、読みやすくなります。漢字や英語を使うと、読み方がわからない可能性があるため、注意してください。
個性がある
他のブロガーと差別化するため、オリジナリティのあるハンドルネームにすることも大切です。
候補のハンドルネームを考えたら、まずGoogleで検索して、同じ名前の有名人やブロガーがいないか確認しましょう。検索結果の上位に他の人が表示される場合、指名検索での上位表示は難しいです。
他の人と被らないためには、一般的な単語は避けるべきです。ただし、奇抜すぎると読者に悪いイメージを持たれる可能性があるため、注意してください。
プロっぽい
ブログハンドルネームを見たとき、読者に「この人は信頼できる」と思わせる必要があります。読者から信頼されないと、ブログの記事も見てくれません。
まず「初心者」という単語を使わないようにしましょう。正しい情報を求めている読者にとって、初心者が発信する情報は信頼性がなく、「見る価値がない」と判断されてしまいます。
「勉強中」「〇〇1年目」など、初心者であることがわかってしまうような情報は、あえて書く必要はありません。
ブログハンドルネームの決め方
良いハンドルネームを作るためには、具体的な方法があります。今回は7つ紹介しますが、どの方法を選ぶかは、あなたのブログジャンルによって決めてください。
実名もしくは実名風
実名でのブログ運営は、読者からの信頼性が最も高くなる方法です。本名をそのまま出すことで、「この人の情報は信頼できる」という印象を与えられます。
ただし、自分のプライバシーを保護したい場合は、実名風のハンドルネームがおすすめです。本名ではなくても、実在する苗字と名前を使うことで、信頼性を得られます。
実名風の苗字を作る際は、自分の好きなモノ（コト）から連想してみましょう。たとえば、弓道が趣味なら「矢中」のように、関連する言葉から苗字を作れます。
名前は姓名判断サイトを利用すると、運気の良い組み合わせが簡単に見つけられます。「矢中ゆう」のように、ハンドルネーム全体のバランスを考えて選んでください。
名前の省略やニックネーム
4文字に省略できるハンドルネームは、読者にとって呼びやすく覚えやすいです。「イケハヤ（イケダハヤト）」「こんまり（近藤麻理恵）」など、有名ブロガーにも多くいます。
本名の一部を使ったニックネームなら、将来的に実名に切り替える際も便利です。読者がすでに慣れ親しんだハンドルネームなら、実名に変えてもそこまで混乱しません。
小さい頃から呼ばれているあだ名も、ハンドルネーム候補になります。ただし、あまりに身内ノリすぎるあだ名はおすすめしません。
これからニックネームを作成する場合は、本名の一部を省略したり、言葉を繰り返したり、最後に「っきー」「ん」を付けたり、色々なパターンを試してみてください。
単語やカタカナの組み合わせ
苗字と動物や食べ物の名前を組み合わせると、面白くて覚えやすいハンドルネームになります。
たとえば、芸人さんだと「大西ライオン」「山崎おしるこ」などが有名です。苗字と組み合わせるのは、誰でもわかる単語を選ぶのがポイントになります。
カタカナの単語を苗字の前に付ける方法もおすすめです。「ダンディ坂野」「サンシャイン池崎」のように、自分の特徴を表すワードを探してみましょう。
単語を組み合わせることで、他の人と被りにくく、オリジナリティも出せます。ただし、単語は誰でもわかりやすいものを選んでください。
名前のアナグラム
本名もしくはニックネームのアナグラムができないかも確認してみましょう。
アナグラムとは、文字を並び替えて別の言葉を作る手法です。たとえば「タモリ（森田）」のように、元の名前を推測できる程度にしておくのがコツです。
アナグラムでも、完全に文字をバラバラにする方法と、一部の文字だけを入れ替える方法があります。後者の方が、元の名前っぽさを残すことが可能です。
アナグラム作成が難しい場合は、「アナグラム自動生成ジェネレーター」などのサイトを活用してください。複数のアナグラムしたハンドルネーム候補を提案してもらえます。
好きなキャラ要素の活用
アニメやゲームのキャラクター名を参考にする方法も人気です。「みちょぱ（美優＋チョッパー）」のように本名と組み合わせることで、どこか親しみやすいハンドルネームになります。
キャラクター名はそのまま使うのではなく、少し手を加えて独自性を出しましょう。表記を変えたり、一部の文字を変えたり、工夫することが大切です。
注意点として、著作権に触れる可能性もあるため、あまりに似すぎたハンドルネームは避けてください。あくまで一部の要素を取り入れる程度にしておきましょう。
地方ごとの方言ネーム
地方出身の方は、方言をハンドルネームに活用する方法がおすすめです。「さっとが（秋田弁で『ちょっと』の意味）」のように、地元らしさを出せます。
ただし、メジャーすぎる方言は使っている人も多いため、マイナーな方言を選ぶのがポイントです。方言辞典サイトで、地元だけの言葉を探してみてください。
方言を使ったハンドルネームは、地域ブログを運営する際は特におすすめです。読者にとっても、その地域への親しみが湧きやすくなります。
完全オリジナルの造語
すでにある言葉を組み合わせたり、文字を入れ替えたりして、新しい造語を作る方法もあります。完全にオリジナルのハンドルネームなので、検索結果の上位表示が狙いやすいです。
たとえば元にする単語が「エアコン」であれば、「エコン」「エアン」「アエコン」のように、文字を削ったり入れ替えたりしてみましょう。
ただし、意味不明すぎる造語は読者に覚えてもらえません。ある程度言いやすくて、親しみやすさがあるかどうかも考慮してください。
ブログ運営するなら、本名とハンドルネームのどっち？
ブログを本名で運営すべきか、ハンドルネームにすべきか迷う方は多いです。実際のところ、どちらを選ぶかは状況や目的によって大きく変わります。
ここでは、あなたが最適な選択ができるように、本名とハンドルネームそれぞれのメリットとデメリットを解説します。
本名のメリット・デメリット
本名でのブログ運営は、記事の信頼度が上がることが最大のメリットです。本名を出している以上、「いい加減な情報は発信できないはず」という心理が読者に働きます。
現実世界での実績や知名度を活かせる点もメリットです。すでに専門分野で評価を得ている方なら、ブログでもその評価をアピールできます。
企業からのビジネス提案を受けやすくなることも、本名でブログ運営する大きなメリットです。相互リンクや講演依頼、書籍出版の提案など、匿名サイトでは得られない機会もあります。
企業側としても、身元のわからない人とのビジネスはリスクが高いため、本名で発信している人と関わった方が安全と判断するのです。
ただし、本名を公開することにはリスクも伴います。副業禁止の会社に勤めている場合、副業がばれやすくなってしまいます。
炎上してしまった場合、ブログだけではなく現実生活へ影響することも考えないといけません。
ハンドルネームのメリット・デメリット
ハンドルネームでのブログ運営は、現実世界への影響が少ないことが最大のメリットです。副業禁止の会社で働いていても、身元がばれる心配はありません。
万が一、問題が発生したとしても、現実の生活に影響が及ぶ可能性は低くなります。
なりたい自分になりきれる点も、ハンドルネームで発信する魅力です。たとえば、節約ブログを運営する場合、実際は高収入でも「リストラされたパパ」のようなキャラ設定ができます。
自由にサイトのジャンルを選べることも、メリットの1つです。本名だと現実の職業と異なる分野で発信しづらいですが、ハンドルネームならどんなジャンルでも問題ありません。
一方、ハンドルネームでブログ発信するデメリットは、本名よりも記事内容の信頼性が低いことです。どうしても「いつでも逃げることができる人」という印象を与えてしまいます。
現実世界で実績があっても、ブログには活かせないデメリットもあります。
本名とハンドルネーム、どっちがいい？
一般人がブログを運営するなら、本名っぽい仮名が最もおすすめです。本名とハンドルネームのメリットを両取りできます。
普通にいそうな仮名を使うことで、読者には本名と同じくらいの信頼感があります。一方で、運営者の身元は特定されないため、匿名運営のメリットもあるのです。
仮名を決める際の注意点としては、実在する有名人と同じ名前は避けるべきです。指名検索で1位を取れそうな、他の人と被らない名前を選びましょう。
何より重要なのは、名前よりも記事の内容です。読者はサイト運営者が本名か匿名かをそれほど重視していません。自分の疑問を解決してくれる情報を求めています。
名前で悩む時間があるなら、サクッと仮名を決めて、質の高い記事作成に時間を使いましょう。読者に価値を提供し続けることが、ブログ成功への近道です。
【まとめ】ブログハンドルネームの決め方
ブログのハンドルネームを決める際に最も大切なのは、「覚えやすさ」を最優先に考えることです。
3〜8文字で、他の人と被らないオリジナリティのある名前を選びましょう。「初心者」などの信頼性を損なう言葉や、読みにくい漢字を使わないことも重要です。
ハンドルネームの決定前には、必ずGoogle検索で重複チェックを行ってください。外国語で悪い意味がないか確認することも忘れないようにしましょう。
一般人の場合は、本名っぽい仮名が信頼性とプライバシー保護を両立できるハンドルネームです。
この記事を参考に、あなたらしい素敵なハンドルネームを見つけてください。