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【一覧まとめ】難読ネームとは?具体例からトラブル、フォロー体制も解説

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なまえねむ

ゲームキャラに変な名前をつけたり、人にあだ名をつけて一人で楽しむのが趣味の変態

近年、個性的な名前が人気を集める一方で、読めない難読ネームならではの悩みを抱える家庭が増えています。

キラキラネームとは異なる難読ネームの実情から、子どもが将来困らないための具体的な対策方法まで、難読ネームの全てを詳しく解説します。

  • 難読ネームに後悔する親は多い?
  • 難読ネームとは?
  • キラキラネームの違い
  • 難読ネーム一覧
  • 難読ネームのトラブル事例
  • 改名以外のフォロー対策

子どもに難読ネームをつけて後悔している親は多い?

子どもに難読ネームをつけて後悔している親は多い?

難読ネームをつけて後悔している親は一定数います。特に、子どもが生きづらそうなのを見て、申し訳なく思う親が多いです。

難読ネームをつけた親が後悔する理由は、周りからの批判や指摘が最も多いです。家族や友人から「なぜその漢字にしたのか」「学校で読まれない」などの批判を受けることがあります。

義家族から「読めない」「親の教養がない」と批判され、ショックを受けた母親もいるようです。

子どもが苦労しているのを目の当たりにしたときも、後悔につながります。名前の読み方を毎回説明したり、書道で画数の多い漢字に苦労したりする姿を見ると、親として心が痛むものです。

病院や学校での手続きで名前を正しく読んでもらえず、確認する作業が必要になる不便さもあります。

ただし、すべての親が後悔しているわけではありません。「他の人と名前がかぶらず、気に入っている」と話す子どももいます。

親がしっかりとフォローし、名前に込めた想いを子どもに伝えることで、難読ネームでも愛着を持ってもらえるケースがあるのです。

難読ネームとは?

難読ネームとは?

難読ネームとは、一般的に読み方がわからない、または読みにくい名前のことです。法務省が定めた人名用漢字を使っていても、特殊な読み方や難しい漢字を使った名前を指します。

難読ネームには、大きく分けて3つのパターンがあります。1つ目は、名前にだけ使われる読み方をするパターンです。

有名人の名前でも見られ、大森南朋(なお)さんや黒木華(はる)さんなどが該当します。漢字自体は普通でも、特有の読み方をするため、読みづらくなっています。

2つ目は、習ったことのない難しい漢字を使うパターンです。

人名用漢字に含まれる漢字の中には、高校までに習う常用漢字に含まれない難しいものもあります。「侃」「悉」「尤」などは、良い意味ではあるのですが、読み方を知らない人が多い漢字です。

3つ目は、外国語やキャラクター名に変わった読み方の漢字を当てたキラキラネームです。愛(らぶ)、海(まりん)、光宙(ぴかちゅう)などがあります。

難読ネームとキラキラネームの違い

難読ネームとキラキラネームの違い

難読ネームとキラキラネームの大きな違いは、漢字の使い方と読み方です。どちらも「読みづらい」という共通点がありますが、異なる点も多くあります。

キラキラネームの特徴

キラキラネームは、漢字本来の読み方ではなく、外国語や造語に当て字をした名前です。代表例として、以下のような名前があります。

  • 愛(らぶ)
  • 海(まりん)
  • 光宙(ぴかちゅう)
  • 七音(どれみ)

漢字の音読み・訓読みとは全く関係のない読み方をしています。「光宙」を「ぴかちゅう」と読ませるのは、完全に当て字です。

難読ネームの特徴

難読ネームは漢字本来の読み方に基づいています。ただし、読み方が普通ではなかったり、漢字自体が難しかったりするため、読みづらいです。

たとえば、「侃々諤々(かんかんがくがく)」で使われる「侃」という漢字は、人名では「あきら」「ただし」「すなお」と読むことができます。

漢字本来の読み方に基づいているため、キラキラネームとは性質が異なります。

将来への影響の違い

どちらも読みにくさという問題はありますが、将来の影響には差があります。

キラキラネームの場合、就職活動で偏見を持たれる可能性が高いです。採用担当者が名前だけで判断することは本来あってはなりませんが、現実的な問題としてあります。

難読ネームの場合、読み方の説明は必要ですが、漢字の意味や由来を説明できれば理解してもらいやすいです。「親の想いが込められている」と受け取ってもらえます。

【具体例】難読ネーム一覧

【具体例】難読ネーム一覧

実際に使われている難読ネームの具体例を、男女別に紹介します。下記の情報は、お子さんの名前を考える際の参考にしてください。

男性の難読ネーム一覧

男の子に使える難読ネームを下記にまとめました。かっこいい名前がたくさんあるので、ぜひご覧ください。

難読ネーム読み方注意すべきポイント
アキラこの漢字は一般的には習わない難しい文字で、多くの人が読み方を知らないためです。
ツブサ「すべて」という意味の漢字ですが、人名での読み方が特殊で分かりにくいためです。
ユウ見た目がとても簡単そうに見えますが、実は読み方が難しく間違えやすい漢字です。
カナエ古い時代の道具を表す漢字で、現代では使われることが少ないため読めない人が多いです。
ニワカ「にわか雨」の「にわか」と同じ漢字ですが、人名では読み方が分からない人が多いです。
アヤ美しい模様を表す漢字ですが、一般的には学校で習わないため読み方が難しいです。
陽翔ハルト「陽」を「ハル」と読むのは名前特有の読み方で、初めて見る人には分かりにくいです。
蒼空ソラ「蒼空」で「ソラ」と読むのは特殊で、普通は「あおぞら」と読んでしまう人が多いです。
琉生ルイ「琉」の字は沖縄の「琉球」で知られますが、「ル」と読むことを知らない人が多いです。
碧人アオト「碧」という漢字が難しく、「アオ」と読むことを知らない人がたくさんいるためです。
煌大コウダイ「煌」という漢字は光り輝くという意味ですが、読み方が分からない人が多いです。
颯太ソウタ「颯」という漢字は風を表しますが、一般的には習わない難しい文字だからです。
湊人ミナト「湊」という漢字は港を意味しますが、「ミナト」と読むことを知らない人がいます。
紬生ツムギ「紬」は絹織物の名前ですが、人名での読み方が特殊で分かりにくいためです。
凪斗ナギト「凪」という漢字は海が静かになることを表しますが、読み方が難しいです。
凜太郎リンタロウ「凜」という漢字は美しいですが、「リン」と読むことを知らない人が多いです。
奏汰ソウタ「奏」を「ソウ」と読むのは音楽用語からきていますが、一般的には分かりにくいです。
翔真ショウマ「翔」を「ショウ」と読むのは名前特有で、「かける」と読んでしまう人もいます。
蓮斗レント「蓮」を「レン」と読むのは仏教用語からですが、知らない人には難しいです。
翔琉カケル二つの漢字で「カケル」と読むのは特殊で、どちらの漢字も読み方が分かりにくいです。
蒼真ソウマ「蒼」という漢字が青を表しますが、「ソウ」と読むことを知らない人がいます。
颯人ハヤト「颯」を「ハヤ」と読むのは風の速さからですが、一般的には分からない読み方です。
琉斗リュウト「琉」を「リュウ」と読むのは琉球からですが、知らない人には難しい漢字です。
碧真アオマ「碧」を「アオ」と読むのは色を表しますが、この漢字を知らない人が多いです。
煌人コウト「煌」という漢字は光るという意味ですが、読み方が特殊で分かりにくいです。
奏斗カナト「奏」を「カナ」と読むのは音楽用語からですが、一般的には難しい読み方です。
翔生カケル「翔生」で「カケル」と読むのは特殊で、普通の読み方では分からない人が多いです。
蒼人アオト「蒼」を「アオ」と読むのは青い色からですが、この漢字を読めない人がいます。
颯斗ハヤト「颯」を「ハヤ」と読むのは風の表現ですが、学校では習わない難しい漢字です。
琉人リュウト「琉」という漢字は美しい宝石を表しますが、読み方を知らない人が多いです。

女性の難読ネーム一覧

女の子に使える難読ネームを下記にまとめました。可愛くて美しい名前がたくさんあるので、ぜひご覧ください。

難読ネーム読み方注意すべきポイント
ツムギ絹織物の名前で美しい漢字ですが、読み方が特殊で分からない人が多いためです。
ナギ海が静かになることを表す漢字ですが、一般的には習わない難しい文字です。
リンりんとした美しさを表しますが、似ている「凛」と混同されやすく読み方が難しいです。
アンあんずの果物を表す漢字ですが、「アン」と読むことを知らない人がいるためです。
陽葵ヒマリ「陽」を「ヒ」、「葵」を「マリ」と読むのは名前特有で分かりにくいです。
咲茉サキ「咲茉」で「サキ」と読むのは特殊で、「茉」の読み方が分からない人が多いです。
心春コハル「心」を「コ」と読むのは名前特有の読み方で、一般的には分かりにくいです。
結愛ユア「結」を「ユ」と読むのは特殊で、「ユイ」と間違えて読んでしまう人が多いです。
陽菜ハルナ「陽」を「ハル」と読むのは名前でよく使われますが、初見では分かりにくいです。
莉子リコ「莉」という漢字はジャスミンを表しますが、読み方を知らない人が多いです。
心美ココミ「心」を「ココ」と読むのは名前特有で、普通は「しん」と読んでしまいます。
結菜ユナ「結」を「ユ」と読むのは特殊で、「むすび」と読んでしまう人がいるためです。
陽愛ヒナ「陽愛」で「ヒナ」と読むのは名前特有で、どちらの漢字も読み方が特殊です。
咲良サクラ「咲良」で「サクラ」と読むのは当て字的で、「さきら」と読んでしまう人もいます。
心花ココカ「心」を「ココ」と読むのは名前でよく使われますが、一般的には分からない読み方です。
結月ユヅキ「結」を「ユ」と読むのは特殊で、「つき」の部分も「ヅキ」と濁るのが分かりにくいです。
陽香ハルカ「陽」を「ハル」と読むのは名前特有で、初めて見る人には読み方が分かりません。
莉愛リア「莉」という漢字が難しく、「愛」を「ア」と読むのも名前特有の読み方です。
心桜ココロ「心桜」で「ココロ」と読むのは当て字的で、「桜」を「ロ」と読むのが特殊です。
結衣ユイ「結」を「ユ」と読むのは名前でよく使われますが、一般的には難しい読み方です。
陽音ハルネ「陽」を「ハル」、「音」を「ネ」と読むのは両方とも名前特有の読み方です。
咲希サキ「咲希」で「サキ」と読むのは特殊で、「希」を「キ」と読むことを知らない人がいます。
心愛ココア「心」を「ココ」、「愛」を「ア」と読むのは両方とも名前特有の読み方です。
結羽ユウ「結」を「ユ」と読むのは特殊で、「羽」を「ウ」と読むのも分かりにくいです。
莉音リオン「莉」という漢字が難しく、「音」を「オン」と読むのも一般的ではありません。
心優ミユ「心」を「ミ」と読むのは特殊で、普通は「こころ」と読んでしまう人が多いです。
結奈ユナ「結」を「ユ」と読むのは名前特有で、初見では「けつな」と読んでしまう人もいます。
陽莉アカリ「陽」を「アカ」、「莉」を「リ」と読むのは両方とも特殊な読み方です。
咲音サキネ「咲音」で「サキネ」と読むのは当て字的で、「音」を「ネ」と読むのが分かりにくいです。
心結ミユ「心」を「ミ」、「結」を「ユ」と読むのは両方とも名前特有の特殊な読み方です。

難読ネームによるトラブル事例

難読ネームによるトラブル事例

難読ネームは、日常生活のさまざまな場面でトラブルを引き起こす可能性があります。学校や病院、職場などで、実際に困った経験をした人は多いです。

単に読み間違えられるだけでなく、人間関係の問題にまで発展することがあります。もしもの時に対策できるよう、事前にどのような問題が起こりうるのかを知っておきましょう。

学校生活

学校では、先生が名前を読めないことが最も多いトラブルです。出席を取る際に読み間違えられたり、読み方を毎回確認されたりします。

漢字検定1級レベルの漢字だと、学校の先生でも読めません。小学校で自分の名前を漢字で書くようになると、苦労することになるはずです。

書道の授業では、画数の多い漢字だと大変になります。画数が多い漢字のために、「書道で字がつぶれるのが嫌だった」という人もいました。

友達同士でも名前を覚えてもらいづらく、最初のうちは友達作りに時間がかかることもあります。

医療機関

病院や診療所では、受付での確認作業が増えてしまいます。カルテを作成する際や診察券を発行する際に、読み方の確認が必要です。

緊急時に名前を正確に伝えられないリスクも考えられます。救急車を呼んだ際や、意識がない状態で運ばれた場合に、家族以外の人が名前を正しく伝えられない可能性があります。

処方箋の薬局でも同様です。薬剤師が名前を読み上げる際に間違えられることが多く、本人確認に時間がかかってしまいます。

職場

社会人になってからも、初対面の人に自己紹介をする際、毎回名前の読み方を説明する必要があります。

電話での対応では、漢字の説明が難しいです。「〇〇の◇◇で」のような説明をしても、相手に正しく伝わりません。

名刺交換の場面でも、相手が読み方に戸惑う姿を見て、申し訳なく感じてしまうことも多いはずです。「失礼しました」と謝られることで、逆に気を使わせてしまいます。

公共機関

役所での手続きでは、窓口の職員が読み方を確認する時間が増え、手続きが長引いてしまうことがあります。

住民票や戸籍謄本の発行時にも、読み方の確認が必要です。本人確認の際に、名前を正しく読めるかどうかで、本人かどうかを判断されることもあります。

銀行口座開設や保険の契約時も同様です。金融機関では特に本人確認が厳しいため、名前の読み方について細かく質問されることがあります。

改名以外の子どもへのフォロー対策

改名以外の子どもへのフォロー対策

改名をしなくても、親のフォローによって難読ネーム問題は解消できます。最も大切なことは、子どもが自分の名前に誇りを持てるような環境を作ることです。

改名は可能ですが、手続きが複雑で時間もかかります。それよりも日常的に対策して、子どもの負担を軽くすることがおすすめです。

名前の由来を伝える

最も重要なのは、名前に込めた想いを子どもに伝えることです。どのような気持ちでその漢字を選んだのか、どんな願いを込めたのかを説明してあげましょう。

わからない場合は、漢字の意味や成り立ちについても調べておきましょう。たとえば、「侃」という漢字なら、「正直で強い」という意味があります。

子どもが名前について質問されたときに、堂々と答えられるような知識を身につけさせてあげることが重要です。

名前の説明を考える

子どもが他の人に自分の名前を説明しやすくなるよう、わかりやすい説明方法を一緒に考えましょう。電話での説明や、初対面の人への伝え方などを練習しておくと安心です。

漢字の説明では、「〇という字に〇という字」のように具体的な伝え方を決めておきます。難しい漢字の場合は、相手にとってわかりやすい説明を見つけることが大切です。

読み方については、「〇〇と読みます」とはっきり伝えられるように指導しましょう。恥ずかしがらずに堂々と言えるようになれば、相手にも好印象です。

ポジティブな体験を増やす

名前を褒められたり、名前に興味を持ってもらったりする体験を積極的に作りましょう。

たとえば、美しい漢字を使っている場合は、書道で上手に書けるよう練習するのも良いです。「美しい漢字で、自分の名前を気に入っている」と感じられるようになれば、難読ネームもプラスになります。

名前の漢字を使った俳句を一緒に作ってみるのも、楽しい経験です。名前への愛着を深めることができます。

周りへ事前に説明しておく

入学や転校の際には、事前に先生に読み方を伝えておきましょう。連絡帳や面談の際に、正しい読み方と簡単な説明をしておけば、子どもが学校で困ることはありません。

友達の親御さんにも、機会があれば名前の読み方を教えておくと良いです。子ども同士で遊ぶ際にも、名前を呼びやすくなります。

習い事や塾などでも同様に事前説明しておけば、子どもが嫌な思いをする機会を減らせます。

子どもの気持ちに寄り添う

もし子どもが名前について悩んでいるときは、しっかりと話を聞いてあげましょう。「嫌だ」「変えたい」と言われても、まずは子どもの気持ちを受け止めることが大切です。

その上で、名前の良い面を一緒に見つけていきましょう。「他の人とかぶらない」「覚えてもらいやすい」「話のきっかけになる」など、難読ネームならではのメリットもあります。

最終的には、「他の人と名前がかぶらず、自分の名前を気に入っている」と感じてもらえるようになることが理想です。

【まとめ】難読ネーム

【まとめ】難読ネーム

難読ネームは「読み方がわからない」という問題がある一方で、美しくて深い意味のある魅力的な名前でもあります。

最も大切なのは、親が名前につけた想いを子どもにしっかりと伝え、適切なフォローを続けることです。

学校や職場での説明方法を一緒に考えたり、名前の由来を誇りに思えるようサポートしたりすることで、難読ネームも子どもにとって宝物になります。

これから名前を考える方も、すでに難読ネームをつけた方も、子どもが自分の名前を愛せるよう、温かく見守り続けることが何より重要です。

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