双子の赤ちゃんを授かった時、多くのママ・パパが悩むのが名前選びです。「双子らしさを出すには、どんな名前がいいのか…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、実際に付けられている双子のキラキラネームを性別ごとに紹介します。双子の名付けで迷っているなら、ぜひ読んでみてください。
- 双子のキラキラネームが人気？
- 女の子の双子キラキラネーム例
- 男の子の双子キラキラネーム例
- 異性の双子キラキラネーム例
双子の名前をキラキラネームにするのが人気？
双子の名前は約8割が何らかの共通点があり、キラキラネームも含め個性的な名前が多く選ばれています。
実際、双子の名前を調査したところ、90組の双子のうち約76.7%が何らかの共通点があることがわかりました。双子に対する親御さんの想いが反映されているといえます。
最近の双子の名前には、以前とは異なる個性を持つものが増えています。
特に、「心愛（ここあ）」と「美愛（みあ）」、「星空（せら）」と「月音（るな）」など、可愛らしい名前が人気です。
一般的にはキラキラネームと呼ばれますが、双子の場合は二人の名前に統一感を持たせたい気持ちから、自然と個性的な名前が選ばれやすいわけです。
とはいえ、名前選びで重要なのは、こどもが将来自分の名前を誇りに思えるかどうかになります。難しい読み方やあまりにも奇抜すぎる名前は、就活や職場で困ることがあるため、注意が必要です。
親御さんの愛情を込めながらも、将来のことを考えた名前にしてあげましょう。
【女の子2人】双子のキラキラネーム例
女の子の双子には、響きと漢字の美しさを両立させたキラキラネームが人気です。共通点がありながらも、それぞれに個性を感じられる名前を紹介します。
同じ漢字
双子の女の子に、それぞれ同じ漢字を使った名前を付ける傾向があります。
「愛」を使った名前では、「心愛（ここあ）」と「美愛（みあ）」の組み合わせが代表例です。どちらも可愛らしい響きでありながら、「愛」という漢字で深い繋がりを示します。
「椛暖（かのん）」と「逢暖（あのん）」は、温かみのある漢字が印象的です。「美琴（みこと）」と「音琶（おとは）」は、音楽をイメージさせる双子ネームといえます。
| パターン | 1人目の名前 | 2人目の名前 | 特徴・魅力 |
| 「愛」を使用 | 心愛（ここあ） | 美愛（みあ） | 可愛らしい響きと愛の絆を表現 |
| 「音」を使用 | 椛暖（かのん） | 逢暖（あのん） | 音楽的で温かみのある印象 |
| 「海」を使用 | 心海（ここみ） | 七海（ななみ） | 海の広がりと深さを感じる名前 |
最後の響き
名前の最後を同じような響きにするのも、双子キラキラネームとして人気です
「き」で終わる名前では、「柚希（ゆずき）」と「瑞葵（みずき）」の組み合わせが代表例です。自然をイメージする漢字を使いながら、現代的な要素もあります。
「星奈（せな）」と「伶菜（れな）」のように、「な」で終わる名前も多く選ばれています。どちらも可愛くて呼びやすい響きが魅力です。
| パターン | 1人目の名前 | 2人目の名前 | 特徴・魅力 |
| 「き」で終わる | 柚希（ゆずき） | 瑞葵（みずき） | 自然をイメージする現代的な響き |
| 「な」で終わる | 星奈（せな） | 伶菜（れな） | 上品で呼びやすい美しい響き |
| 「あ」の響きで終わる | 星空（せら） | 月音（るな） | 幻想的で印象的なキラキラネーム |
漢字一文字
シンプルでありながら個性的な一文字の名前も、双子のキラキラネームとして人気があります。
「詩（うた）」と「絃（いと）」のように、音楽に関連する漢字を選ぶのもおしゃれです。芸術的なセンスを感じさせる名前といえます。
植物系の名前では、「楓（かえで）」と「椛（もみじ）」の組み合わせが人気で、日本の四季を表した双子ネームです。
| パターン | 1人目の名前 | 2人目の名前 | 特徴・魅力 |
| 音楽系一文字 | 詩（うた） | 絃（いと） | 芸術的センスを感じる美しい名前 |
| 植物系一文字 | 楓（かえで） | 椛（もみじ） | 日本の四季の美しさを表現 |
| 現代的一文字 | 愛（あい） | 律（りつ） | シンプルで個性的な響き |
【男の子2人】双子のキラキラネーム例
男の子の双子ネームは、漢字一文字の名前や、「と」「る」で終わる名前が人気です。男の子の双子でも、約9割が共通点のある名前であり、特に末尾の音を揃えるのが多く見られます。
同じ末尾の音
双子の男の子では、それぞれの名前の最後を同じ文字にする名付けパターンがあります。
「と」で終わる名前は、男の子の双子ネームで人気です。「朔人（さくと）」と「圭人（けいと）」の組み合わせは、どちらもかっこいい響きがあります。
「夏向（かなた）」と「陽向（ひなた）」は、自然をテーマにした美しい双子ネームです。「向」という漢字を合わせるのも、双子ならではといえます。
| パターン | 1人目の名前 | 2人目の名前 | 特徴・魅力 |
| 最後が「と」 | 朔人（さくと） | 圭人（けいと） | 現代的でかっこいい響き |
| 最後が「た」 | 夏向（かなた） | 陽向（ひなた） | 前向きな印象の自然系ネーム |
| 最後が「り」 | 桐吏（とうり） | 櫂吏（かいり） | 個性的で印象的な響き |
同じ頭の音
名前の最初の文字を合わせるのも、双子ネームの特徴の1つです。
「りゅう」から始まる名前は、男の子らしいかっこよさを表現できます。「龍悟（りゅうご）」と「龍斗（りゅうと）」の組み合わせは、どちらも迫力のある響きが魅力的です。
「陽稀（ひろき）」と「陽渡（ひなと）」のように、「ひ」で始まる名前も人気があります。明るい印象を与える双子ネームです。
| パターン | 1人目の名前 | 2人目の名前 | 特徴・魅力 |
| 「りゅう」で始まる | 龍悟（りゅうご） | 龍斗（りゅうと） | 男の子らしい力強さと迫力 |
| 「ひ」で始まる | 陽稀（ひろき） | 陽渡（ひなと） | 明るく希望に満ちた印象 |
| 「あ」で始まる | 歩音（あゆと） | 歩夢（あゆむ） | 人生を歩む意味を込めた名前 |
漢字一文字
女の子と同様、男の子の双子でも漢字一文字の名前が多く選ばれる傾向にあります。
「凛（りん）」と「廉（れん）」は、どちらも美しい響きがあり、現代的でありながら品格のある名前です。
「響（ひびき）」と「瑞（みずき）」は、音や水などの美しいものをイメージさせます。キラキラネームの中でも、特に美しい組み合わせです。
| パターン | 1人目の名前 | 2人目の名前 | 特徴・魅力 |
| 凛々しい系一文字 | 凛（りん） | 廉（れん） | 現代的で品格のある美しい響き |
| 自然系一文字 | 蒼（あおい） | 樹（いつき） | 爽やかで力強い印象 |
| 音系一文字 | 響（ひびき） | 瑞（みずき） | 美しいものをイメージする印象的な名前 |
【女の子と男の子】双子のキラキラネーム例
異性の双子のキラキラネームは、同性双子と比較すると、共通点のある名前は少ないです。一方で、共通点を持たせる場合は、「音」「陽」などの同じ漢字を使った名前が選ばれています。
同じ漢字
異性の双子でも、同じ漢字を使ったキラキラネームが一定数います。
「佑」を使った名前では、「佑哉（ゆうや）」と「佑希乃（ゆきの）」の組み合わせが人気です。男の子にはかっこいい響きを、女の子には可愛い響きがあります。
「陽稀（はるき）」と「陽菜（ひな）」は、太陽のように明るい印象の漢字を使った双子ネームです。
| パターン | 男の子の名前 | 女の子の名前 | 特徴・魅力 |
| 「佑」を使用 | 佑哉（ゆうや） | 佑希乃（ゆきの） | 力強さと優雅さの両立 |
| 「玲」を使用 | 玲保（れお） | 玲奈（れな） | 美しい漢字で統一感を演出 |
| 「陽」を使用 | 陽稀（はるき） | 陽菜（ひな） | 太陽のような明るい印象 |
同じ頭の音
性別は違っても、名前の最初の文字だけを合わせるキラキラネームもあります。
「り」で始まる名前では、「緑久（りく）」と「莉愛（りあ）」の組み合わせが人気です。それぞれ自然と愛をテーマにしています。
「惟聡（ゆいと）」と「唯嘉（ゆいか）」は、「ゆ」で始まる響きで上品な印象の名前です。
| パターン | 男の子の名前 | 女の子の名前 | 特徴・魅力 |
| 「り」で始まる | 緑久（りく） | 莉愛（りあ） | 自然と愛をテーマにした対照的な魅力 |
| 「り」で始まる | 緑久（りく） | 莉緒（りお） | 似た響きで個性を表現 |
| 「ゆ」で始まる | 惟聡（ゆいと） | 唯嘉（ゆいか） | 知的で上品な印象 |
漢字一文字
性別に関係なく、美しい漢字一文字の双子ネームも人気があります。
「燦（さん）」と「蘭（らん）」は、どちらも美しい印象がある双子ネームです。シンプルでありながら、個性的な響きになっています。
「岳（がく）」と「詩（うた）」は、対照的な要素を組み合わせた双子ネームといえます。それぞれに深い意味のある美しい名前です。
| パターン | 男の子の名前 | 女の子の名前 | 特徴・魅力 |
| 輝き系一文字 | 燦（さん） | 蘭（らん） | 輝かしく美しい印象の双子ネーム |
| 水系一文字 | 蓮（れん） | 澪（みお） | 清らかで美しいイメージ |
| 対照的一文字 | 岳（がく） | 詩（うた） | 山と詩という深い意味を持つ名前 |
双子ネームの名付け方
双子の名前は性別によって傾向が大きく異なり、同性の双子では約9割、異性の双子では約4割に共通点があります。ここでは、実際のデータに基づいた具体的な名付けパターンを紹介します。
同性双子に人気の名付け方
同性の双子では、漢字と響きの両方を合わせる方法が人気です。たとえば、女の子なら「結衣（ゆい）」と「芽衣（めい）」、男の子なら「陽介（ようすけ）」と「蒼介（そうすけ）」のような組み合わせです。
漢字一文字の名前にするのも多く見られます。女の子では「愛（あい）」と「律（りつ）」、男の子では「凛（りん）」と「廉（れん）」など、シンプルな名前が人気です。
漢字は無視して、響きだけを合わせる方法では、「柚希（ゆずき）」と「瑞葵（みずき）」のように、異なる漢字を使いながら、音の響きで双子の関係性を示します。
異性双子に人気の名付け方
男女の双子では、共通点のない名前が多いです。「洋人（ひろと）」と「紗雪（さゆき）」のように、それぞれ全く関係ない名前を選ぶケースが多くなっています。
共通点を持たせる場合でも、「佑哉（ゆうや）」と「佑希乃（ゆきの）」のように、同じ漢字を使いつつ、性別に適した響きにする方法が人気です。
「男の子に漢字、女の子にひらがな」という組み合わせも多く、「湊（みなと）」と「ひなの」のような双子ネームもあります。
双子に名付ける際のコツ
双子の名前選びでは、日常生活での使いやすさも重要です。呼び分けやすさを考慮し、「まい」と「あい」のように似すぎた響きは避けましょう。
2つの名前を合わせて意味のある双子ネームを選ぶのも、素敵な方法です。「瑠佳（るか）」と「悠璃（ゆうり）」のように、二人の名前を合わせて「瑠璃」という言葉になる組み合わせもあります。
また、将来のあだ名も想像しながら選ぶことで、友達からも親しまれやすい名前になります。「ゆうちゃん」「りょうくん」など、自然な愛称で呼べる名前が理想的です。
漢字の画数も考慮し、あまりにも複雑な文字は避けて、お子さんが書きやすい名前を心がけましょう。
【まとめ】双子でキラキラネーム
双子のキラキラネームには、性別によって大きな違いがあります。女の子同士や男の子同士では共通点のある名前が多い一方、男女の双子では関係性があまりない名前を選ぶ人が多いです。
今回は、「愛」「音」「陽」などの漢字を共通して使う方法、響きだけを揃える方法、漢字一文字で統一する方法など、様々なパターンを紹介しました。
しかし、最も大切なのはお子さんが将来、自分の名前を誇りに思えるかどうかです。
キラキラネームは魅力的ですが、読みやすさや社会生活への影響も考慮しないといけません。双子という特別な存在だからこそ、響きの美しさを出しつつ、実用性のある素敵な名前を選んでください。