学校で付けられた変なあだ名に困っているけれど、今の関係を壊したくないから我慢している人が多いです。
しかし、嫌な思いをしながら過ごす必要はありません。直接「やめて」と言わなくても、相手を傷つけることなく、変なあだ名をやめてもらう方法を紹介します。
- 変なあだ名をやめさせる方法
- あだ名がいじめになる境界線
- いじめになるあだ名の例
- あだ名によるトラブル事例
- あだ名禁止の学校が増加
変なあだ名をやめさせる方法

変なあだ名で呼ばれて困っている人は、友情を壊さずに解決できる方法があります。友達との関係を悪化させることなく、嫌なあだ名を辞めさせる方法をお伝えしましょう。
第三者に伝えてもらう
共通の友達に相談して、さりげなく伝えてもらう方法があります。「〇〇ちゃん、(あだ名)って呼ばれるの嫌がってたよ」という感じで、自然に話してもらいましょう。
直接言いにくい場合でも、信頼できる友達が間に入ってくれれば、話がスムーズに進みます。直接、面と向かって言う勇気がない方におすすめです。
仲介役をお願いする時は、口が軽くない信頼できる人を選んでください。グループ内での立場が中立で、みんなから好かれている友達が理想です。
また、「軽く伝えてもらうだけで大丈夫」と事前にお願いしておきましょう。大げさに言わないよう、具体的にどんな風に伝えてほしいかもすり合わせしておくと、より安心です。
呼ばれても無反応でいる
変なあだ名で呼ばれた時に、あえて反応しない方法もあります。「返事をしない・振り向かない・笑わない」を徹底してください。
ポイントは、一貫して無反応を貫くことです。一度でも反応してしまうと、相手は「もう少し続ければ反応してくれる」と思ってしまいます。
ただし注意していただきたいのは、普段の会話では普通に話すことが重要です。あだ名の時だけ反応しないことで、「このあだ名は嫌なんだ」というメッセージを暗に伝えられます。
こちらが反応しないと、相手も面白くないため、だんだんあだ名を使わなくなります。
気に入ったあだ名であれば良いですが、変なあだ名には反応しないようにしましょう。時間がかかる場合もありますが、穏便に解決したい人におすすめです。
別のあだ名を広める
自分で気に入ったあだ名を作って、周りの友達に使ってもらいましょう。SNSや自己紹介で使って、違うあだ名を定着させる作戦です。
まずは自分の名前や特徴から、ポジティブで呼びやすいあだ名を考えてみてください。短くて覚えやすく、言いやすいものがおすすめです。
SNSのハンドルネームやプロフィール欄に新しいあだ名を書き、仲の良い友達に「このあだ名で呼んで欲しい!」と積極的にお願いしましょう。
グループチャットでも新しいあだ名を使ってもらったり、友達同士の会話で自然に使ってもらえるようにします。
新しいあだ名が広まれば、変なあだ名は自然と使われなくなるはずです。積極的に広めて、お気に入りのあだ名を浸透させてください。
笑いを交えて断る
「その名前で呼ばれるとゲロ吐いちゃうからやめて〜」など、冗談っぽく断る方法もおすすめです。笑いながら言えば、相手も嫌な気持ちになりません。
他にも「そのあだ名はまだ私には早いから、将来のために取っておいて〜」など、軽いトーンで断るパターンは色々あります。
大切なのは、相手を責めるのではなく、自分の気持ちを軽めに表現することです。明るい雰囲気のまま、しっかりと自分の気持ちを伝えられます。
笑いが生まれれば、場の雰囲気も明るくなり、友情に亀裂が入ることもありません。特に、普段から冗談を言い合える関係性の友達におすすめの方法です。
ただし、何度も同じ冗談で断っているのに、変なあだ名で呼び続ける相手には、他の方法を試してみてください。
あだ名がいじめになる境界線

変なあだ名で呼ぶ行為は、状況によってはいじめに該当する可能性があります。本人が嫌がっているにも関わらず、無視して使い続ける場合は明らかないじめです。
あだ名がいじめになるかどうかの判断基準は複雑なため、相手を傷つける意図があるのかを見極めることが重要になります。
本人の気持ちが最重要な判断基準
あだ名がいじめかどうかを決める一番重要な要素は、呼ばれる本人の気持ちです。変なあだ名を付けられた人が不快に感じているなら、いじめになります。
「冗談のつもりだった」「嫌だと思ってなかった」などの言い訳は通用しません。受け取る側が傷ついていれば、呼ぶ側の意図に関係なく、いじめ行為といえます。
周りの大人や友達が「そんなの気にしすぎ」と言っていたとしても、本人の感情を無視してはいけません。一人ひとりの価値観や感じ方は違います。
継続性と悪意の有無も判断基準
一度だけ変なあだ名で呼んだ場合と、何度も呼び続ける場合では意味が全く違います。相手が嫌がっているのを知りながら続ける行為は、明確ないじめです。
また、相手をバカにしたり見下したりする目的があるかどうかも、重要な判断材料になります。悪意があって変なあだ名を広める行為は、確実にいじめといえます。
友達との関係では「からかい(遊び)」と「いじめ」の境界線があいまいになりがちですが、相手の気持ちを尊重することが何より大切です。
周りの反応も判断基準
変なあだ名で呼んだ時、周りの人が笑っている状況も問題です。集団で一人をからかうような構図は、典型的ないじめになります。
逆に、周りの友達が「そのあだ名はやめた方がいい」と指摘してくれるなら、治安の良いクラスです。お互いを思いやる関係性があれば、変なあだ名もなくなります。
クラス全体の雰囲気や関係性が、あだ名いじめ問題を左右することも多いです。
【具体例】いじめになる変なあだ名一覧
変なあだ名の中には、明らかにいじめに該当するものがあります。どんなあだ名が相手を傷つけるのか、具体例を知っておくことが大切です。
以下の表では、いじめになる変なあだ名と、なぜいじめに該当するのかを解説しているため、チェックしてみてください。
| あだ名 | いじめになる理由 |
| ぷに丸 | 体型がふっくらしていることをからかっているあだ名で、本人の体へのコンプレックスを刺激してしまいます。 |
| ガイコツ | 痩せていることを骨に例えてバカにしており、食事や健康に関する悩みを深刻にさせる可能性があります。 |
| もじゃ | 髪の毛がくせ毛であることを笑いものにしていて、毎朝鏡を見るたびに嫌な気持ちにさせてしまいます。 |
| ブツブツ | 肌荒れやニキビをネタにしたあだ名で、思春期の敏感な心を深く傷つける言葉です。 |
| のっぺら | 顔の特徴が薄いことをからかっており、自分の顔に自信が持てなくなる原因になります。 |
| ヌメ | 汗っかきであることを気持ち悪く表現していて、体質を否定する失礼なあだ名といえます。 |
| カメ | 動きや話し方が遅いことをバカにしており、本人のペースを全く尊重していない呼び方です。 |
| ぼそ | 声が小さいことをからかっていて、人前で話す自信をさらに失わせてしまいます。 |
| モグ | 食べ方や食事の様子を笑いものにしており、給食の時間が苦痛になってしまうあだ名です。 |
| ゲジ | 眉毛の形をからかっており、顔のパーツを否定する傷つくあだ名になっています。 |
| びく | 臆病な性格をバカにしていて、本人の不安な気持ちをさらに大きくしてしまいます。 |
| ずんぐり | 体型が低くてがっしりしていることを笑っており、身体的特徴への攻撃といえます。 |
| チョコ | 運動が苦手なことや体力がないことをからかい、本人の自己肯定感を下げてしまいます。 |
| くっさー | 体臭や口臭をネタにした最低なあだ名で、人と近づくことが怖くなってしまいます。 |
| ドモラー | 話し方にどもりがあることをからかっており、本人が一生懸命話そうとする気持ちを踏みにじっています。 |
| 電波 | 発言や行動が変わっていることを否定的に表現しており、個性を認めない差別的なあだ名です。 |
| よだれ | よだれが出やすい体質をからかっていて、恥ずかしい思いをさせ続ける残酷なあだ名です。 |
| ぽんこつ | 失敗が多いことや不器用なことをバカにしており、挑戦する勇気を奪ってしまいます。 |
| モンキー | 顔が赤くなりやすいことを動物に例えてからかい、人前に出ることが怖くなります。 |
| むっつり | 表情が乏しいことや無口なことを否定的に呼んでおり、本人の性格を攻撃しています。 |
変なあだ名によるトラブル事例
変なあだ名が原因で、大きなトラブルに発展するケースは多いです。実際にあだ名がきっかけで起きたトラブル事例を紹介するので、あだ名の危険性を理解しておきましょう。
不登校になった事例
変なあだ名が原因で、学校に行けなくなる子どもが増えています。
ある中学生の女の子は、体型をからかうあだ名を付けられました。最初は冗談だと思って我慢していたものの、クラス中に広まってしまったのです。
毎日のように変なあだ名で呼ばれ続けた結果、教室に入ることが怖くなりました。やがて保健室登校になり、最終的には完全な不登校に陥ってしまいます。
本人が担任の先生に相談しても「気にしすぎ」と言われ、適切な対応がなされませんでした。周りの大人が軽く考えたことで、問題が長期化したケースです。
SNSで炎上した事例
変なあだ名がSNSで広まり、取り返しのつかない事態になることもあります。
高校生の男子生徒は、友達から付けられた変なあだ名をTwitterで拡散されました。面白がった他校の生徒にまで広まり、知らない人からもあだ名で呼ばれるようになったのです。
ネット上に一度広まった情報は、完全に消すことができません。卒業後も検索すると変なあだ名がヒットする状態が続き、就職活動にも影響が出ました。
軽い気持ちで投稿した友達も、ここまで大事になるとは思っていなかったはずです。デジタルタトゥーとして残り続ける危険性を、多くの人が認識していません。
職場でのハラスメント事例
変なあだ名は、学校だけでなく職場でも問題になっています。
ある会社では、上司が部下に対して容姿をからかうあだ名を付けていました。部下は何度も「やめてほしい」と伝えましたが、上司は聞き入れなかったのです。
最終的に部下が人事部に相談し、パワハラとして認定されました。上司は厳重注意を受け、部署異動となっています。
職場での変なあだ名は、相手が嫌がっていれば明確なハラスメント行為です。冗談のつもりでも、法的な問題に発展する可能性があることを忘れてはいけません。
友人関係が崩壊した事例
仲の良かった友達グループが、変なあだ名がきっかけで崩壊することもあります。
小学校からの幼なじみ4人組は、お互いにあだ名で呼び合う仲でした。しかし、一人だけ変なあだ名を付けられ、本人は密かに傷ついていたのです。
中学生になって本人が「もうやめて」と伝えたところ、他の3人は「今さら何を言っているの」と反発しました。結局グループは分裂し、卒業まで気まずい関係が続いています。
長年の友情があっても、変なあだ名の問題は関係を壊す力を持っています。相手の気持ちに気づけなかった後悔は、大人になっても残り続けるものです。
あだ名を禁止にする学校が増加中

近年、あだ名を禁止する学校が実際に増えてきています。変なあだ名によるいじめを防ぐため、「さん付け」や「くん付け」を推奨する教育方針が広まっているのです。
あだ名禁止には賛否両論ありますが、子どもたちを守るために導入している学校が多くなっています。教育現場の対応について、詳しく見ていきましょう。
いじめ防止のために導入
多くの学校であだ名禁止が導入される背景には、深刻ないじめ問題があります。変なあだ名から始まった”からかい”が、徐々にエスカレートして大きな問題になるケースが後を絶ちません。
文部科学省のいじめ調査でも、あだ名に関連したトラブルは毎年報告されています。その予防的な措置として、最初からあだ名を使わせない方針を取る学校が増えているのです。
特に小学生にとっては、あだ名がいじめにつながることをあまり理解していません。そのため、あだ名禁止は「早い段階から正しい呼び方を身につけさせる教育」といえます。
教育の一環になる
あだ名禁止は、単なるルールではなく重要な教育の1つとして捉えられています。相手の名前を正しく呼ぶことは、相手を尊重する基本マナーです。
変なあだ名で呼ぶ行為が、相手を傷つけてしまう可能性があることを、子どもたちに教えています。名前の大切さや、呼び方による悪影響について考えさせる機会にもなるのです。
多様性を重視する現代の教育方針とも合っており、すべての子どもが安心して学校生活を送れる環境づくりに貢献していると言えます。
賛否が分かれる教育方針
一方で、あだ名禁止に反対する意見もあります。「友達同士のコミュニケーションまで制限してしまうのではないか」という懸念があるためです。
「あだ名で呼び合うことで友情が深まる」などの批判的な声も聞きます。変なあだ名が問題でも、すべてのあだ名を禁止する必要があるのか疑問視する人も多いです。
教育現場では、完全にあだ名を禁止するのではなく、適切な指導を行う方法を模索している学校もあります。
家庭との連携が重要
あだ名禁止を実際に成功させるためには、学校と家庭の連携が必須です。学校で「さん付け」を徹底しても、家庭で変なあだ名を認めていては、意味がありません。
保護者説明会で方針を丁寧に説明し、理解と協力を求める学校が多いです。子どもを守るという共通の目標に向けて、大人が一致団結することが重要になります。
また、子どもたち自身にも「なぜあだ名を禁止するのか」の理由をわかりやすく説明する必要もあります。
【まとめ】変なあだ名の対処について

変なあだ名で悩んでいる時は、一人で抱え込まず、誰かに相談することが大切です。
今回紹介した方法は、どれも交友関係を壊すことなく解決できるものばかり。第三者に協力してもらったり、無反応で自然消滅を狙ったりするなど、あなたの性格や状況に合った方法を選んでみてください。
変なあだ名は放置していても自然に解決することは少ないため、勇気を出して行動することが重要になります。
友達との関係を大切にしながらも、自分の気持ちを大事にすることは決して悪いことではありません。今日からでも実践できる方法ばかりなので、ぜひ試してみてください。





