旦那をなんて呼んでいますか？夫婦間の呼び方は、結婚前から子育て期まで大きく変化するものです。
今回は、300人以上の夫婦にアンケートを実施し、結婚前・結婚後・子育て期、それぞれの呼び方をランキング付けしました。さらに、男性側の本音も調査しています。
- 結婚前の旦那の呼び方
- 結婚後の旦那の呼び方
- 子ども誕生後の旦那の呼び方
- 旦那側が好きな呼ばれ方
- 呼び方で注意すべきポイント
あなたの夫婦関係がもっと良くなるヒントが、きっと見つかるはずです。
結婚前の旦那の呼び方ランキング
まだ付き合っている段階では、二人だけの特別な呼び方が人気でした。恋人っぽい雰囲気を演出できる呼び方が、上位にランクインしています。
1位：くん付け（185票）
「ゆうくん」「まさくん」など、名前に「くん」を付ける呼び方が最も人気でした。
名前に「くん」をつけている人は、学生時代から付き合っているカップルが多くいます。当時の呼び方をそのまま続けているようです。
くん付けのメリットとしては、周りにも違和感なく受け入れてもらいやすいこと。デメリットとしては、子どもっぽく感じる人もいることです。
2位：あだ名（98票）
「まちゃ」「カッキー」など、名前を少し変化させたあだ名も人気がありました。
あだ名をつけている人は、二人だけの特別な呼び方が欲しかったとのことです。愛情を名前にも反映させたいカップルに重宝されています。
あだ名のメリットとしては、二人だけの絆を感じられること。デメリットとしては、人前で使うと恥ずかしく、他の人には理解されづらいことです。
3位：呼び捨て（67票）
シンプルに名前をそのまま呼ぶのも、根強い人気がありました。
呼び捨ては、対等な関係性でいたいカップルに多く選ばれています。「お互いを一人の人間として尊重したい」という考えから、呼び捨てになるようです。
呼び捨てのメリットとしては、大人の関係性をアピールできるため、長く使い続けられること。デメリットとしては、少し冷たい印象を与える場合があることです。
4位：さん付け（29票）
少し距離感のある敬語「さん」をつけた呼び方も、一定の支持を得ていました。
名前に「さん」をつけている人は、職場恋愛から始まったり、お互いを尊重したい気持ちが強かったりするカップルに選ばれています。「最初は先輩後輩だったから」という声が多かったです。
さん付けのメリットとしては、相手への敬意を示せて、どの場面でも使えること。デメリットとしては、恋人らしさがなく、距離感を感じてしまうことです。
結婚後の旦那の呼び方ランキング
結婚という人生の節目を迎えても、多くの夫婦が恋人時代の呼び方を継続しています。ただし、社会的な立場を意識した呼び方に変化するケースも見られます。
1位：くん付け（142票）
結婚前と同様、名前にくんを付ける呼び方が1位をキープしました。
くん付けをする理由として、「紙一枚提出しただけで呼び方を変えることはできない」という声が多く、自然に続けられる呼び方として支持されています。結婚20年以上の夫婦も多数いました。
くん付けのメリットとしては、無理がなく自然体でいられて、恋人時代からの関係を維持できること。デメリットとしては、周りから「まだその呼び方？」と思われる可能性があることです。
2位：呼び捨て（98票）
対等なパートナーとして重きをおく夫婦に人気の呼び方が、呼び捨てでした。
「お互いを一人の人間として尊重し合う関係性でしたい」という理由から、呼び捨てが選ばれています。「夫婦になっても対等でいたい」という声が多数です。
呼び捨てのメリットとしては、大人の夫婦関係を示せて、どんな場面でも使えること。デメリットとしては、ロマンチックさがなく、冷たい印象を与える場合があることです。
3位：あだ名（64票）
恋人時代からのあだ名を大切にする夫婦も多くいました。
二人だけの特別な絆を示す呼び方として、同じあだ名が結婚後も使用されています。「あだ名が二人の歴史そのもの」という思いがあるようです。
あだ名のメリットとしては、オリジナルの名前で恋人気分が味わえること。デメリットとしては、人前では恥ずかしいことです。
4位：ねえ（19票）
結婚生活に慣れてくると、名前を呼ばずに「ねえ」と言う人もいました。
名前を呼ばないのは「嫌いだから」というわけではなく、気心の知れた関係だからこその、あったかい呼び方だと感じる人も多いです。
「目の前にいるのが一人だけなら、名前を呼ぶ必要もない」という声もありました。
名前で呼ばないメリットとしては、名前を呼ぶ負担がないこと。デメリットとしては、雑に扱われている印象を与えてしまうことです。
子どもが産まれた後の旦那の呼び方ランキング
子どもの誕生により、夫婦間の呼び方に大きな変化が生じます。子どもへの配慮と夫婦関係のバランスを取る必要が出てくるためです。
1位：パパ（156票）
子どもが産まれると、多くの家庭で「お父さん」「パパ」呼びに変わります。
子どもが両親をきちんと認識できるように、夫婦で「パパ」「ママ」と呼び合っているようです。「子どもが混乱しないように」「教育上いいと思って」という声が多数ありました。
パパ呼びのメリットとしては、子どもにとってお父さんがわかりやすいこと。デメリットとしては、恋人としての意識が薄れてしまうことです。
2位：くん付け（48票）
子どもが産まれても、名前に「くん」をつける呼び方を変えない夫婦も多くいました。
くん付けする理由として、「子どももパパママはちゃんと理解できる」「親である前に夫婦」という考え方です。実際、子どもが親をあだ名で呼ぶことはほぼありません。
くん付けのメリットとしては、恋人時代からの愛情をそのまま継続できること。デメリットとしては、教育方針として疑問視される可能性もあることです。
3位：使い分け（47票）
子どもの前では「パパ」、夫婦だけの時は「あだ名」という、使い分けをするパターンも人気でした。
時と場所に応じて、呼び方を変えないといけないため、少し手間ではありますが、良いことも多くあります。
使い分けるメリットとしては、子どもの教育と夫婦関係の両立ができること。デメリットとしては、うっかり間違えてしまう可能性があることです。
4位：あだ名（18票）
子どもが産まれても、あだ名を貫く夫婦もいました。
あだ名で呼んでいる人は、家族全体の温かい雰囲気作りにあだ名が一役買っているという考えです。「家族みんなが仲良しの象徴」として大切にされています。
あだ名のメリットとしては、温かい環境で家族の絆が深まること。デメリットとしては、周りから理解されにくいことです。
旦那側が好きな呼ばれ方ランキング
男性側の本音では、どのような呼ばれ方を望んでいるのか。妻からの呼ばれ方に対する、男性の好みを探ってみました。
1位：くん付け（112票）
多くの男性が、「くん」付けの呼び方を好む傾向がありました。
親しみやすさのある呼び方として、高い支持を得ています。「愛されている実感がある」「妻からの愛情を感じられる」という声が多数ありました。
2位：呼び捨て（39票）
シンプルに名前の呼び捨てで呼んでもらいたいという男性も多数いました。
呼び捨ては、対等なパートナーとして扱われている実感を得られるのが魅力です。「妻と対等な関係でいたい」「大人同士として尊重されたい」という考えから好まれています。
3位：あだ名（34票）
二人だけの特別なあだ名で呼ばれることに喜びを感じる男性も多かったです。
あだ名で呼ぶのは、恋人時代からの甘い思い出を大切にしたい気持ちの表れといえます。「二人だけの秘密という感覚がうれしい」という声がありました。
4位：さん付け（7票）
敬語で呼ばれることを好む男性も一定数いました。
さん付けは、「妻からの敬意を感じられることがうれしい」という声があります。「きちんと一人の人間として尊重されている」という実感を得られるようです。
旦那の呼び方で注意すべきポイント
旦那の呼び方を決める際には、場面に応じた使い分けや相手の気持ちを考慮することが重要です。良い夫婦関係でいるために、いくつかの注意点を押さえておきましょう。
人前であだ名を使い分ける
旦那以外の前であだ名を使う際は、周りに配慮しないといけません。
二人だけの特別なあだ名をそのまま友達の前で使うと、その場が凍りつく可能性があります。恥ずかしい呼び方を人前で使った結果、友達から「気持ち悪い」と言われた例もありました。
プライベートな呼び方は家庭内だけにして、外では「夫」や「さん付け」を使うのがおすすめです。親友の前でも、慎重に判断しましょう。
夫婦のプライバシーを守りながら、周りとも良好な関係を築けるように意識することが大切です。
子どもの教育面も考える
子どもが生まれた後の旦那の呼び方は、教育的な観点も考えて、慎重に検討しましょう。
多くの夫婦が子どもの誕生を機に「パパ（お父さん）」呼びに変更しています。子どもが両親を正しく認識できるようにするためです。
一方で、名前やあだ名で呼び続ける夫婦もいます。「子どもは親をちゃんと理解できる」という考えで、子どもが親をあだ名で呼ばないように注意するだけです。
使い分けるパターンも有効な解決策になります。子どもの前では「パパ」、夫婦だけの時は名前やあだ名という方法です。
年齢に応じて見直す
歳を取るにつれて、呼び方の見直しをすることも大切です。
20代でつけた可愛らしいあだ名も、30代以降に恥ずかしくなっていく場合があります。ただし、還暦を過ぎてもあだ名で呼ばれることを喜ぶ男性も多くいます。
大切なのは、お互いが気持ちいい呼び方を見つけることです。無理に変える必要はありませんが、少しでも違和感を覚えたら、話し合いの機会を設けましょう。
60歳以上の夫婦でも、高校時代からの呼び方を続けている事例もあります。年齢よりも、二人の気持ちを優先することが重要です。
他人に左右されない
周りの人から「気持ち悪い」「教育上良くない」と言われても、夫婦が納得していれば問題ありません。
夫婦の呼び方には正解がなく、それぞれの価値観や関係性によって決まるものです。他人の意見に振り回される必要はありません。
ただし、極端に恥ずかしいあだ名の場合は、人前で使わないほうが良いです。ラブラブで痛すぎる呼び方は、周りをドン引きさせる可能性があります。
大切なのは、夫婦二人が心地よく感じられる呼び方であることです。周りの批判よりも、お互いの気持ちを優先しましょう。
【まとめ】旦那の呼び方
夫婦間の呼び方には正解がありません。大切なのは、お互いが気持ちよく言い合える呼び方を見つけることです。
還暦を過ぎてもあだ名で呼び合う夫婦もいれば、「ねえ」で十分という夫婦もいます。どちらも間違いではありません。
ただし、時と場面に応じた使い分けは必要です。人前では控えめに、二人だけの時は自由にしてください。
呼び方一つで夫婦関係は変わります。今一度、お互いの気持ちを確認し合い、二人らしい呼び方を見つけてみてください。